テーマ別交流・食

現地レポート'98テーマ別交流ある日調べみんなのひろば

1998年11月18日までの活動のまとめ

 米国のある小学校は、健康的な食生活への改善に向けて、アクションプランを立てました。また、別の小学校は、農薬について勉強し、なぜ農薬が使われているのか、そして、農薬使用は市場や消費者である私たちとも深く関わっていることも知りました。

 食に関する問題がすべからくゴミ問題にもつながってくることを実感しているウォレアイからも、問題解決に向けてのアクションプランが報告されました。

 今後、こういった現実をふまえ、自分たちはどうしたらよいのか、議論を深めていきます。

書き込みの抜粋
日本・新潟県 栃尾東小学校(98/10/30)
 思った以上に日本が輸入に頼っている事がわかりました。ちなみに、日本の自給率は、小麦7%、大豆2%、果物49%、野菜、85%、肉57%です。しかし、輸入品の中にはたくさんのポストハーベスト農薬がついているものもあります。
米国・ミズーリ州 ハイランド小学校(98/11/13)
 米国ミズーリ州ユーイングの私たちのクラスでは、ヤップと私たちの食習慣の大きな違いに気付きました。
 ウォレアイではソーダを飲んでいません。私たちは、ペプシ、コーラ、マウンテンデューをたくさん飲みます。
 私たちの方が、肉を多く食べます。ここには、放牧する土地がたくさんあります。

 私たちは、様々な種類の穀物を食べます。特にとうもろこし、豆といった穀物を栽培する土地がたくさんあります。
 私たちは、あまり魚を食べません。食べるものは買います。私たちは、海の近くに住んでいません。多くの川や湖は汚染されすぎています。魚をよく食べることは、安全でありません。

 私たちは、同じ食品のグループの食べ物を食べます。しかし、私たちが食べているものの方が、バラエティーがあります。私たちは、もっと沢山の種類の食べ物を育て、他の国からの食べ物も食べます。

 ウォレアイでは、おそらく食料品店はないと思います。私たちが食べている食べ物の90-95%は、お店からきていると思います。

ミクロネシアプロジェクト冒険者・高野孝子(98/11/17)
 ハイランド小学校の地域で行われている農業や牛を育てていることが、産業としてなのか、それとも単に個人のためなのか分かりかねますが、日本を含めた世界中のファーストフード業界における、「肉を食べる」マーケットの成長が、世界中の環境にダメージを与えている要因となっていることを、私は知っています。

 みなさんのほとんどが、魚を買うとおっしゃっていました。私は、みなさんや私たちが、できるだけ長く安全な魚を食べ続けられることも願っています。

 人間を含め、すべての動物のために安全な水を確保するために、私たちにできることは何でしょうか。 また、土壌も安全に保つためには?

 ウォレアイの生徒たちは、みなさんの食生活との類似点を見つけました。それは、野生の物を食べているということです。彼らにとって、それは魚です。ここの人々は、海で狩り(漁)をします。かつては、クジラも捕っていた、と彼らは言っています。

 世界中で起こっている問題に気づくことにより、ウォレアイの生徒たちは、どうすればゴミを減らすことができるのか、また、健康な生活を送るには何をすべきなのかについて、話し合っています。

 ソーダのような缶入り飲料を島に持ち込むのをやめようと議論しているのも、そのうちの1つです。彼らは、ソーダが体に良くないことを知っています。そして、解決できなくなるであろうゴミ問題を引きおこすことも知っています。

 ここにも、日用品を扱っている小さな店が(いくつか)あります。

 食べ物が欲しくなってもお店に行く必要がない、このウォレアイでの生活様式は、何か彼らが守っていかなくてはならないもの、と彼らは言っています。彼らはまた、環境をきれいに保ち、人々を一生懸命働かせ将来無機的なゴミとなる物を持つことを制限するために、(この生活様式を)続けていくとも言っています。

日本/新潟県 栃尾東小学校(98/11/15)
 特に、多くの川や湖は汚染されすぎてそこに住んでいる魚は食べられないという(ハイランド小学校からの)コメントには、驚かされました。日本でも、魚に限らず、穀物や野菜を考えるにあたって、土や水の汚染から考えていかなければならないことに気づきはじめています。

 また、私たちの食べ物の方が、ミクロネシアよりバラエティーがあるとの感想がありました。マーク・ルッケンホフさんは、私たちの食べ物とミクロネシアの食べ物とでは、どちらがゆたかだと思いますか。

 私たちは、人工的に加工したり、農薬や添加物をつけたりしている食べ物の実態を知るたびに、どちらがゆたかなのか、わからなくなってきています。ぜひ、考えを聞かせてください。

米国/ジョージア州 ウィルソン小学校(98/11/17)
 私たちは、みなさんの食に関するメッセージを興味深く読みました。

 「食べる」という行為が極めて重要なことだということを知りました。なぜなら、私たちの体は、私たちが口にしている物の種類の影響を、直接受けているからです。私たちは、栄養がたっぷりでおいしい食べ物を食べたいと思っています。私たちが、健康よりも味の方を重視していることに気づきました。私たちの社会は、栄養が十分でない加工食品や脂肪たっぷりの食品を食べ過ぎた人々の伝染病に悩まされています。

 私たちの(この食生活の)習慣を変える第一段階は、私たちが何をしているのかに気づくことです。私たちのアクションプランには、この先2〜3週間の食べ物の記録をとり、変えなくてはならない(食べ物の)種類について検討していくことも含まれています。

 全体的に見て、ウォレアイや日本のみなさんは、アメリカに住んでいる私たちより、ずっとずっと健康的だと思います。フランスのみなさんは、私たちと同じようなものをたくさん食べているのではないでしょうか。そうですよね?

ミクロネシア連邦/ヤップ州 ワールドスクールウォレアイ(98/11/17)
 島での食べ物をこれからどうすればいいのか。先週の木曜日にグループディスカッションで出しあった10余りのアイデアについて、全員で話し合いをしました。

 地元の農業がもっと盛んになるように地域のリーダーに協力を要請することや、地元の商店主に不要な食べ物を余り島に持ち込まないように頼むなどのすべての点について、全員がそうすべきだと一致しました。 この中には、島の社会全体で決めることや、連邦政府全体で取り組むことなどの大きな課題から、生徒一人一人ができることまで含まれています。

 生徒が自分たちで出来ることとしてあげたのは、次の通りです。

 ワールドスクールウォレアイの生徒は、私たちの農作物を増やすために、家族やコミュニティーの人々と協力します。

米国/ミネソタ州 モーリスエリア学校(98/11/17)
 私たちのクラスは、私たちが口にしている食べ物に含まれている化学物質や食品添加物について考え、話し合ってきました。

 かつて、人々は、今よりもっと自給自足の生活をしていました。彼らは、農場や少なくとも庭で、自分たちの食べ物を育てていました。今日では、自分たちの庭を持っている人は、ほとんどいません。現在、私たちの国(米国)では、農家1戸あたりにつき、129人が十分に食べられるほどの食料が作られています。

 化学物質は、たくさんの食べ物を生産するのに、農家を助けるために使われてきました。この化学物質を使わないとなると、食物の生産高はかなり低くなるでしょう。化学物質は、生産高を増やし、交配種の植物を育て、他のものから植物を守る肥料として使われていました。化学物質は、望ましくない植物(雑草)を取り除く除草剤、また望ましくない害虫を取り除く殺虫剤、そして望ましくない菌類を取り除く殺菌剤を含む、植物保護剤として使われていました。それらの化学物質は、飛行機やとても大きな機械を使って、食物の上に散布されています。

 土壌のサンプルが集められ、農家の方々の土地を検査します。(検査された)情報は、コンピューターにインプットされ、コンピューターの中にあるソフトウェアが、その土地に含まれている正確な化学物質量をはじき出します。

 私たちは、化学物質を使わなければ、私たちの食物の価格がずいぶんと高くなるであろう、というお話を伺いました。なぜなら、(化学物質を使わなければ)生産高が落ち、それによって価格もはね上がるからです。化学物質が、私たちが食べている物の見た目を良くすることも聞きました。見た目の良くないシミがあるとうもろこしやリンゴなど、誰も買いたくありません。化学物質を使わなければならない事実は、市場に大きく関与しています。

 以上が、私たちが今までに学んだことの全てです。今日、私たちは町のある特別なお店に歩いて行ってみるつもりです。そのお店は、化学物質を使わずに作られた食べ物を売っています。

 私たちは、もっと情報を集めて、この(化学物質に関する問題)全てが何を意味するのかについて、考えていこうと思っています。

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