テーマ別交流・ゴミ

現地レポート'98テーマ別交流ある日調べみんなのひろば

1998年11月18日までの活動のまとめ

 ゴミを少しでも少なくしようと、リサイクル活動に積極的に取り組んでいる日本のある小学生たちが、「何のために、リサイクル活動をするのか」という、活動そのものの意義について、他の参加団体に問いかけました。

 ゴミ拾いや地域活動にすすんで参加している東京の主婦から、目標を持って活動を行うことが、楽しく活動できる秘訣、というコメントが寄せられました。

 ウォレアイの子どもたちは、島にあるゴミの処理について、行動計画を立てました。小さな島には、ゴミを埋め立てたりする場所が十分にありません。それ以上に、ゴミがさまざまな弊害も生み出すことを知った子どもたちは、ゴミを出さない工夫を考え出しました。

 また、ウォレアイの子どもたちに対して、日本やヤップ本島の子どもたちが、それぞれのゴミ事情と一緒に、ゴミの処理に関する意見を送りました。

書き込みの抜粋
日本/北海道 幌南小学校(98/11/07)
“ボランティアをする意味って何だろう?”
 札幌市立幌南小学校「地球を守り隊」のさきこ(女)とりょう(男)です。

 「地球を守り隊」に入っているいないに関わらず、6年生みんなが集まって、「地球を守り隊の活動は、おもしろいか、おもしろくないか」について、本音で議論しました。また、その後のアンケートでも、全校のみんなの本音をたくさん聞くことができました。

 その中で、

  • リサイクルやゴミ拾いボランティアなどの活動は、おもしろくない。
  • そんなことして、何の意味があるのかわからない。
  • 活動そのものが、汚かったりかっこわるかったりする
という意見がたくさん出てきました。

 だから、学校の中でも、大人の人たちにも、なかなか広がらないのかなと思います。立教小学校で「5年生は楽しんでいたけど、6年生はいやがった」というのもわかる気がします。「地球を守り隊」でも、1、2年生はどんな活動も楽しそうにやっていますが、上の学年になるに従って「やらなきゃいけないことだから!」という使命感だけで動いていて、「おもしろさ」や「楽しさ」はあまり感じていないんじゃないかと思うんですが、みなさんはどう思いますか?

 「楽しく活動すると、結局、どうしてこんな活動をしなければならないのかわかる・環境のためにもなっている」っていう活動は、作れないものでしょうか。今、必死に考えています。みなさんも良いアイディアがあったら教えてください。

日本/東京都 江戸川区子どもエコキッズ(98/11/08)
 札幌市立幌南小学校「地球を守り隊」のさきこちゃん、りょうくん、こんにちは。 なかなか言いづらい本音を伝えてくれてありがとう。

 私たちが荒川クリーンエイドに参加して、今年で3年目になりました。子どもたちは参加して「楽しい」と言ってくれますが、はっきり言って「参加して楽しい!」という気持ちは、今までよりも減ってきているように見えます。感動が薄れてきたのかな?と思っています。

 私も、荒川のゴミ拾いは好きだけど、街のゴミ拾いはあまり好きでない、というのが本音です。

 なぜか?と考えました。

 マンション周囲の清掃は、私がしなくとも、清掃のおばさんたちがやって下さっています。でも、荒川のゴミは、私たちが拾わないと誰も拾いません。そして何よりも、ゴミでアシ原が枯れてしまうおそれがあります。カニなどの生き物も住めなくなってしまうし、アシ原がなくなると野鳥も減ってしまいます。私たちは、自然豊かな荒川になるためにゴミ拾いをしています。

 ただ言われたからゴミ拾いをするのではなく、「何のためにゴミ拾いをする!」という目標があれば、楽しい活動になるのではないかなあ?

 カニのためでもトンボのため、水草のためでもいいし、タバコをポイ捨てする大人に捨てさせないようにするためでも。。。

 行動にうつすことは素晴らしいことと誇りを持ってくださいね。

 ボランンティアって、自分たちが楽しまなくては続かないし、好きでやることだと思います。

 どうかみんなで話し合って、心が満たされる楽しみを見つけてみてくださいね。

日本/香川県 岩黒中学校(98/11/12)
“ゴミが増え続けるのを防ぐには?”
 <中学1年生のあきひとくんより>
(ウォレアイでのゴミの処理についてどうすればよいのか)ぼくの意見を述べます。
  1. ゴミを分別して、政府(役所)に取りに来てもらい、政府とウォレアイが一緒に、その処理をしながら、ゴミ問題を解決する方向性を考えていく。
  2. 電気を完全にひくことなど、生活の便利さやゆたかさを求めてきた人(日本人など)は、ゴミを飛躍的に増やし、心のゆたかさ・余裕がなくなってきている。
ミクロネシア連邦/ヤップ州 ワールドスクールウォレアイ(98/11/16)
 先週の金曜日にゴミについてどうするかを話しあっていましたが、それを受けて今日はまとめをしました。
  1. 地域のリーダーたちや人々の意識を高めるために、環境についてのワークショップを開く。
  2. チーフに依頼して、それぞれの家庭がゴミを処理する場所を決めるように促す。
  3. チーフに依頼して、定期的にコミュニティでゴミ拾いをすることを決める。特に自然の中で分解しない物を重点的に。金曜日の一部をそのために当てるのはどうか。
  4. ゴミをぽい捨てしたり、適切に行動しなかった人に罰金を課す。
  5. 分解しない素材でラッピングされている品物を島に入れない。アルミ缶も入れない。
  6. 島から15マイル以内では、物を海に投げ捨ててはならない(これはすでにウォレアイにある決まりだそうです)。
  7. かつて島で使っていた物を日常に復活させる。例えば、プラスチックやガラスのコップの代わりにココナツのカラ。プラスチックのお皿の代わりに、ココナツの葉で編んだ皿やバスケット。
日本/京都府 京都教育大学附属桃山中学校(98/11/17)
 日本は人口が多いため、ゴミの出る量が多く、どのように処理するかが問題になっています。

 燃やせるゴミは燃やして、燃えないゴミは埋めるというのが、日本での一般的な処理の仕方です。少し前までは、どの学校にも焼却炉があり、学校で出るゴミの大部分はそこで燃やしていました。

 ところが、焼却炉から出るダイオキシンの危険性が問題になったため、学校の焼却炉は撤去されてしまい、校内でゴミを燃やせなくなりました。ぼくたちの学校でも、焼却炉が無くなったので、自分が出したゴミを家に持って帰るようになりました。これがきっかけになって、自分たちがいかにたくさんのゴミを出しているかに気づくようになったと思います。

 それでも、ゴミがゼロにならないので、今ではゴミ処理会社に頼んで燃えるゴミを処理してもらっています。ところが、最近またゴミが増えてきました。自分の出したゴミを持って帰らない人が増えてきたのです。処理業者に処理してもらうという方法ができると、ゴミを捨てることに抵抗が無くなったのだと思います。だから、ぼくたちはまず、各クラスでどれぐらいゴミが捨てられているかを調査して、みんなにゴミ減量を訴えていきたいと思います。

ミクロネシア連邦/ヤップ州 ワールドスクールヤップ(98/11/16)
 ぼくは、ウォレアイの友達がゴミ問題を抱えていることを聞きました。ウォレアイのみなさんに多くはコメントできませんが、ぼくの意見を述べたいと思います。

 マイクロスピリットという定期貨物船がありますが、それを(ゴミ問題に)利用できないでしょうか。ルイタネント州知事にかけ合ってもらい、この問題がみなさんにとってどれだけ重要なことなのか説得してもらえるよう、チーフ(たち)に相談できると思います。多分リサイクルできる缶を本島に持ち帰ってもらって、お金を払ってそこでリサイクルをしてもらうことが出来るでしょう。

 それから、細かく砕けたガラスが海岸に流れてしまっているのは、よくないことですね。そのガラスの破片を、何かの飾りに使うことができるのではないでしょうか。ガラスをきれいにして、その中に花を植えたり、あるいは、天気の良い日に吊しておけば、陽の光に反射して、きれいな色をみせてくれるでしょう。

 ぼくたちが抱えている全ての問題を解決する方法がまだ他にもあると、ぼくは思います。

日本/香川県 岩黒中学校(98/11/18)
 日本のゴミは増え続けています。会社が、ある小さな島へ産業廃棄物を大量に不法投棄して大問題にもなってます。

 ゴミ問題は、どんどん大きな問題に飛躍しつつあります。そこで、ビール会社の商品は、カンからガラスビンに移行しつつあるます。カンはゴミになりよくどこにでも捨てられますが、ビンは再利用できるからです。ジュースなどの商品もビンに移行すれば良いと思います。このように、便利さのみを追求しないで、会社はゴミをつくらないように努力し、国民もそのような商品を歓迎するようになってきました。それだけゴミ問題が、無視できないほどの生活上の大問題になっているのです。

 大量のゴミの分別は、けっこう大変な作業です。リサイクルするためにも、早朝から、各地域で住民がゴミを分別し、そのゴミを集めに、市役所の環境衛生課の車が回るようになってます。スーパーは、買い物袋(石油製品)を提供することを自粛しはじめたようです。昔のように、買い物かごを客が持参すれば、ゴミは少なくなると思います。この袋が、よく路上に捨てられているのです。

 (ウォレアイのゴミを減らすための方法を)以下のように考えました。

  1. リサイクルできないゴミをつくらない。(昨年、牛乳パックの紙からはがきをつくりました)
  2. 一人一人がゴミをつくらない最大の努力をする。
  3. 土にかえらないゴミをつくらない。
  4. 地球にやさしい石鹸をつかう。(昨年、リサイクルのためにも廃油石鹸をつくりました) 豊かさ・便利さのみを追求する人間の身勝手さが、ゴミを増やしていると思います。
あきひとくんのコメント: ゴミは岩黒島になかったのに、よそから来た人がゴミを捨てていくので、とても腹が立つ。 「自分の家のなかに、あなたはゴミを捨てるのですか?」と言いたい。

みほさんのコメント: ゴミは、人間がつくりだした邪魔なものだと思います。 「この美しい地球を守ろうという気持ちがあったならば、人間はもっと早く環境問題に取り組んでいたことでしょう。」 これからは、地球にやさしい行動をしなければなりません。 ウォレアイのみなさん!いっしょにがんばりましょう。

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