

びっくりレポート013号
11月1日(日曜日)晴れ時々曇り 26度
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| サムが二つのたかせ貝を見せています。今年ウォレアイが、ヤップ州の海洋資源局から許可された割当は、全部で15トンだそうです。それぞれの村の取り分も決まっています。 レオリペリフ村の男性約10名が集まって、1.5トン分の貝をきれいにしていました。 |
初めての食事の時(これは食べ物があってお腹がすいているとき)から、とても親切にされています。私はヤシの木でできている、3x4mの小屋に泊まっていますが、毎朝、私がそこからはいてでて、外にある台所に向かおうとするとすぐに「食べにおいで」と言われます。
朝、昼、晩、フォースティーナ(フランシスコの奥さん)もしくはフォースティーナの娘が、パンノミやいろいろなタロイモ、お米、揚げパンケーキ、魚のどれかを、お鍋とか洗面器などで出してくれます。ある人が「ウォレアイでは、人に食べ物を差し出すことが心の広さを現わす」と言いました。そして「食べにおいで」というあいさつが「こんにちは」のようにも使われているようです。
こっちの人々の優しさは食に関してだけではありません。いつも互いに協力したり、物を分け合ったり、物事に一緒に取り組んだり、コミュニティーとしてみんなで働きます。
東京でバーベキューパーティを開いても、お隣さんたちさえ集められない私にとっては、ここの人たちが作る「コミュニティー」は、想像をはるかに越えています。私の住んでいる東京ではコミュニティーの核がありませんが、ウォレアイではチーフたち(酋長たち)が中心となります。まだ伝統が強いためチーフたちの権威は強く、島民たちはこれを認め、チーフたちが地域全体を考えてくれることを信じ、支えています。通常、メンズハウスで、地域の課題や活動計画について話しあうためにミーティングがもたれます。
ほとんどの活動は地域全体で行なっているように見えます。漁を終えてから、その日の収穫を家族の数や家族の人数に応じて分けるし、ツーバを集めたら他の親族と分け合うし、FEMA(アメリカからの緊急援助)から食べ物が届くと島中の男性たちが来て分け合い、そして誰かが亡くなると(ここについたときにそうだった)島中のことが止まり、遺族のためにみなが助け合います。
毎日、かれらの優しさやコミュニティー活動(地域のための活動)に感動しています。生活のため、健康的な地域社会のために人々が共に働いているだけではなく、彼らはとても前向きな姿勢で明るく笑いながら働いています。
今日、ヤップ州の州都があるヤップ島のルムングから来たジョージとウォレアイについて話しました。(ルムングは、電気も水道も引かずに伝統的な暮らしが残っていますが、州都がある島にすぐ近いので、さまざまな影響を受けています。)ジョージさえが、ここの人々の協力の仕方に驚いていました。
自然に関しては、ここは本当にすばらしいです。雨が飲み水となり、深い青色の海が体をきれいにし、風でふかれるヤシの木は家となり、こどもの食べ物を提供する。熱帯の森はいろいろなものをつくるための素材、食物、伝統的な薬を提供してくれます。
ウォレアイの人々に感動し続けていますが、いくつかの心配も感じます。その一つは地域社会の急速な変化です。ウォレアイの地域社会は世界モデルになりえると思うし、ここから、世界はいっぱい学べると思いますが、ウォレアイの社会をつないでいる伝統的な糸がゆるくなりつつあるような気がします。市場経済や新しい品物の導入には長所があるとも思いますが、共同作業の必要性が失われるなど、社会のきづなを弱め、島の他からの価値観も導入されます。私はこれからウォレアイ社会のゆくえに、すごく関心を持ち、心配しています。(グレゴリー・マイケル)
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