びっくりレポート

 タカコ・グレッグが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート016号

11月3日(火曜日)快晴のち曇り(早朝に強い雨) 27度

ツーバを切るフェビアン。
 ウォレアイではそもそも、男の子が一人前になるためにいくつかの技術をマスターしなければなりませんでした。今ではあまり強調されませんが、次の技術が必要とされていました:釣り、ツーバ切り、家づくり、カヌーづくり、航海術、魚のわな作り、伝統的な薬とマッサージの方法、闘いの方法(拳闘のようなもの)、海上でのカヌーの修理、うらない。

 今日は僕のツーバ切り学習の第一回です。

 ウォレアイでは毎日のようにスイート・ツーバ(甘いツーバ)を飲んでいます。スイートツーバは、ココナツの木の若い芽から出る液体です。それを十分取るために、たくさんのココナツの木から集めます。まず若い芽をひもでしばり、液体が流れやすい角度になるまで少しずつ芽を下の方に曲げる。芽の先をナイフで切り、用意しておいたココナッツのカラ(容器に使う)に液体が流れるように、ココナツの葉っぱを折って芽のところにつけます。そのココナッツの容器を、ひもで芽の下にくくりつけます。

 ここで仕事は終わりません。液体をだすために毎日約3回、芽を切らなければなりません。僕はツーバ切りとココナッツのカラをくくりつける作業を実体験できました。

 フェビアンは、一日に11本の木を3回切っています。今日は、手伝ってくれないかと言われました。

 最初に切った木は低かった。簡単にできるはずでしたが、葉っぱの折り方がだいぶ難しかったです。それに、ココナッツのカラをうまくしばれなくて、このままではツーバが流れ落ちてしまうようだったので、フェビアンが「ツーバを飲みたいんだよ!」と言いました。

 2回目は2メートルのココナッツの木を登り、芽を切り、葉っぱを折ってくくりつけ、ココナッツのカラをひもでしばりました。ちょっと自慢でしたが、フェビアンに葉っぱのつけ方が違うよと言われました。すぐにフェビアンがササッと同じ木に登って、数秒で全部やり直しました。

 僕が四つ目のツーバにチャレンジし終えてから、フェビアンがだんだんうまくなっていると言ってくれました。70点しかとれませんでした。約1時間かけ11本のココナッツのツーバを切りましたが、フェビアンは一人でやるときに、30分で終わらせるらしいです。ウォレアイの一人前の男になるためのテストに一つ、合格できたとフェビアンが言いましたが、まだまだですね。(グレゴリー・マイケル)



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