びっくりレポート

 タカコ・グレッグが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート018号

11月4日(水曜日)晴れのち曇り 28度

 今日はグレッグが島を離れ、大前さんが飛行機で入ってきました。
 ウォレアイではきのうのゴミの話し合いを続けました。みなさんにぜひ、教えてもらいたいことがあります。

 すべての生徒がここウォレアイでゴミは増えると答え、ゴミは島にとって脅威になると言いました。 ゴミになるものはすべて、島以外で作られて持ち込まれたもの。店が輸入品を売り、人々がそれを購入するかぎりゴミは増え続ける、と彼らは言います。訪問客や贈り物、援助物資など、自分たちの意志に関らないで増えるゴミもあります。また、人々があまりゴミについて意識しない、ということも上げられました。

「ゴミが増えるのを防ぐにはどうしたらいいと思いますか?」という問いに対して、店やコミュニティにゴミについて考えるように促し、輸入品の量を減らすように訴えるとか、自分たちがお手本となってゴミを拾い、処分する、各村にゴミを処分する場所を設けてそこに集める、などが出されました。

 議論となったのは今あるゴミとこれから出るゴミの「処分」についてです。

 島にはリサイクルする施設がありません。燃やすか埋めるか海に廃棄する以外の方法を思いつきません。では持ちだそうということで、アルミ缶などは、グアムやヤップに送り返してリサイクルに回す、という意見が出されましたが、そのための費用の捻出が現実的ではありません。議会に予算をつけてもらうように陳情すると言っても、それを頼りにはできません。

 とうとう、では自分たちのカヌーに乗せて、ヤップやグアム、それを使うことができる人たちのところまで運んでいこう、といういかにもウォレアイらしい話しになりました。他の人たちに、自分たちがゴミについて考えているというアピールになるのではないか、と。でも、ゴミを運ぶために往復で3週間もかけるのか、現実的でない、という意見が出されました。

 あるグループは、プラスチック類はすべて燃やす、ガラス類は細かく砕いて、海の遠いところまで行って捨ててくる、と言いました。

 するとプラスチックを燃やすと毒ガスが出るし、残ったものは汚染物になる、ガラス類は海の生物にとって危険だし、沿岸に流れ着いたら人にも危険。海の環境に良くない、と言う意見がありました。

 燃やしてもだめ、埋めてもだめ(汚染にもなるし、島が小さいので、食料を育てる場所がなくなっていくから)、海に廃棄するのもだめ、リサイクルできるところまで運ぶ費用もない。そしたらどうしたらいいの?とみんなすっかり混乱してしまいました。

 さて、みなさんは地元でどんな試みをしているのか、またウォレアイの場合は今あるゴミをどうしたらいいのでしょうか。ぜひ教えて下さい。

 また、ガラスを小さく砕いて遠い海に捨てることは、害がないのではないかという意見もありました。どうなのでしょうか。もしわかる人がいたらぜひ教えて下さい。(高野孝子)



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