びっくりレポート

 タカコ・グレッグが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート023号

11月9日(月曜日)曇り 27℃

静かな内海(ラグーン)で遊ぶ子供たち。海は浅く、場所によってさまざまな色に見えます。カヌーはカヌー小屋に引き上げてあります。船外機がついたプラスチック製のボートがあります。燃料が貴重なので、カイでこぐことも少なくあ>りません。外海にあるマグロの集まる漁場にはカヌーでなければ行ってはいけない決まりがあります=98年11月7日、ファララップ島で。
 貯水槽の水がアルカリだったり、チャートにない色が出たりして大騒ぎだった水調べを、生徒たちは週末にかけて再び行いました。

 雨(11/7) pH 6.5
 セメント貯水槽 pH 8.0, TH 20, COD 20
 セメント井戸  TH 200, COD 5

 青木さんやロブさん、水博士の一色さんからいろいろと教えていただきました。ありがとうございます。

 現場の状況がわからないために、食い違う意見もありますが、貯水槽のアルカリの水以外は、ほぼ納得。

 ロブさんからの、ウォレアイの地下での真水と海水の構造の説明も受け、安全な水を飲むための貯水槽の使い方や、井戸の近くで洗い物やトイレは避ける、など幾つかの点が明確になりました。これは、ゴミの処理にも大きなヒントとなりました。

 パックテストの使用法に注意して、来週あたりに自分たちの家で調べることにしました。

 ウォレアイでは、食と水がグループに分かれ、ゴミは全体で議論することにしていましたが、すべてが関りあってきたので、一緒にできることはすべて一緒にやることにしました。

 これからいよいよ自分たちの問題点を明確にして、アクションへとつなげていくわけですが、その前に、そもそもどこへ向かっていくつもりなのか、ということを確認することになりました。

 つまり、食も水も、今の何かを変えるとしたら、何を目指すかによってどう変えるかが違います。

 「どんな社会を作りたいのか」もしくは、何がもっとも大切なことなのか、が今日のディスカッションのテーマです。

 以前、くらしのサークルで話しあわれた桃山中学のみなさんの意見を例にして、

  1. 今の社会でいいこと
  2. あまりよくないこと
  3. どんな社会を作りたいか を
短い時間で出しあいました。 このあと、ルイス校長が中心になって、「自立」ということが持つ意味を考えました。

 世界中が「持続可能な社会」を模索している中、ウォレアイの社会は、持続可能であり続けられること(地球規模の環境破壊に影響されなければ)を取り上げました。今、彼らが自分たちで魚を捕って食べることができ、島の木を使って自分たちの手で家を造り、タロを育てる場所があるのは、ずっと遠い過去の祖先たちが環境も技術も残してくれたから。

 100年後の子孫たちに何を残しておきたいか、それを考えながらこれから話しあいましょう、と締めくくりました。

(報告:高野孝子)



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