

びっくりレポート025号
11月10日(火曜日)曇り時々雨
サンゴ礁の透明な海
ある夜、ラグーンに水浴びに向かいました。家から浜まで、ゆっくり歩いて2分ほど。
三日月だったけれど、月がとても明るく輝いていました。
パンダナスやヤシの林で影になっている道を歩くと、林が切れるところから先が白く明るく見えました。
サンゴが細かく砕けてできた白浜とサンゴの海。
波は静かにやさしく浜をなでます。裸足になってゆっくりと海に入りました。いつもきれいだと思っていましたが、これほど美しい水は初めてでした。月の明かりで、自分の影が海の底の砂地に映っているのです。波のゆらめきも映っていました。
まるで水があることがうそのように、自分が動くのにつれて影も動き、水はどこまでも透明でした。
ぽっかりと浮かびます。環礁の海は塩分が高いので、体が簡単にぽこぽこ浮きます。まるで宇宙飛行士になったように、水と空気の境で自由自在な格好ができます。そうやって遊んでいる影が、海の底に映ります。
環礁を作る平らな島々が、月の明かりに照らされていました。
このままずっと月の光と水と遊んでいられそうな、でもこれ以上遠くへ泳いでいったら吸い込まれてしまいそうな、不思議な気持ちになったので、ゆっくりゆっくり動いて浜へ上がりました。
ここにいると、地球丸ごとが恵まれた豊かな島のような気分になります。
(報告:高野孝子)
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