びっくりレポート

 タカコ・グレッグが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート047号

12月1日(火) 

PTAに向けての発表報告

 PTAへの発表は、選ばれた生徒たちによって、「食」「水」「ゴミ」の各テーマプロジェクトごとの簡単な説明から始められました。食べ物と水に気を配ることの重要性が強調され、もし自分たちが出したゴミの影響について無関心のままでいたら、私たち個人にふりかかる可能性がある影響とは何なのかについて、発表されました。

 1人の生徒が、この3つのテーマごとの要約とお互いのつながりに関する発表で締めくくろうとしたとき、以下のようなやりとりがなされました。

保護者:
もし私たちが、プラスチックを燃やしたり、埋めたり、海に捨てたりしてはいけないのならば、私たちはゴミ(プラスチック)の処理をどのように行えばよいのでしょうか?
生徒:
おそらく、埋めるのがよいと思います。もっとも、一番よいのは、そのような製品を島に持ち込まないことですが。
保護者:
私たちは、外部よりお米やその他の食品を持ち込むと思います。なぜなら、あなたたち子どもが好きな食べ物は、そのような食品であることを、私たちは知っているからです。
生徒:
あなたたち大人が、私たち子どもを地元でとれた食べ物より、輸入食品の方を好きなようにさせたのではないですか。同じく、あなたたちが、私たちを地元にあるものより輸入製品の方を好むようにさせたのです。あなたたちが、私たちを便利なものに慣れさせてしまったのです。あなた方は、私たちによく、お金を稼ぐために働き口を得られるよう、教育を受け、学校に行きなさいと、おっしゃいます。私たちにとって、お金は、水を悪くし、ゴミもあふれ出す、非生産的な要素を生み出す土壌なのです。

 私たちは、私たち自身と次世代のためにも、みなさんの力が必要なのです。ゴミの処理を正しく行って下さい。プラスチックやコンクリート、ガラスなどといった生分解できない物を島に持ち込むことを制限して下さい。私たちは、プラスチック包装された物を注文することをやめてもらえるよう、お店の人にお願いします。これらの製品は今や、私たちの土地を覆い尽くしそうな勢いで、島にあふれつつあります。今でも、50年以上前に行われた第二次大戦の戦跡を見ることができます。そのような戦跡から、弾薬庫、爆弾、司令部、その他の戦争の痕跡を見ることができます。

 ずっとずっと前のものなのに、今もそれらは残っているのです。アルミニウムやプラスチック、ガラスなどは、このまま放置すれば、さらにひどい状態に陥るでしょう。外部から、私たちがほしいものを島に持ち込むことについて、もう一度考えてみませんか。もしお米が必要ならば、島に取り寄せる量を制限したり、紙製の袋に入ったお米を取り寄せませんか。もしお店を利用することがあれば、みなさんが買った物は、地元の物で作ったバスケットに入れましょう。私たちは外部からの物をほしくてたまらないように見えますが、地元でとれた食べ物は、輸入食品より、断然良いのです。体にも良いですし、土壌や環境にも良いのです。外部からの食べ物は化学的に保存されていて、保存料のような化学物質によって、おそらく味はおいしく感じたり、やめられない味に感じることでしょう。それらは、私たちの体によくありません。

保護者:
あなたたちは、鉄くずが私たちの土壌に良くないと言っていましたね。では、マーシャル諸島の人々はどうして、島の海岸線を建築するのに、外部から鉄くずを要求したのでしょうか。
生徒:
あの島にある海岸線は、小さな嵐でもいとも簡単に流されてしまうので、鉄くずで固める必要が合ったのです。
保護者:
発表してくれて、ありがとう。私たちは、別のことについても議論しなくてはいけませんね。あなたたちが私たちと一緒に過ごした時間は、価値のあることです。私たちお互いが、島の何人かにあなたたちが心配していることや希望を理解してもらえるよう、努力しなければなりませんね。
 発表は当初、30分の予定でしたが、実際には1時間近くPTAとのミーティングが持たれました。最後は、ワールドスクールウォレアイの生徒たちの食べ物、水、ゴミに関する宣言文を、また別の機会に発表できるよう依頼するという意見で、締めくくられました。次回の発表には、おそらく生徒たちのアクションプランが付け加えられることでしょう。

 ピース・コープのボランティアである、キャサリーンが、「彼ら(生徒たち)は、よくやったわ!生徒たちがこのように何かを行ったなんて、初めてのことだわ。彼らは、PTAの質問と疑問に対して全てに答えたわ!」と、コメントを寄せました。

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